ご相談内容
直腸癌局所再発治療方針・局所治療の適応について相談した症例
■ 症例概要
・直腸癌に対して原発巣切除および肝転移切除を施行後、術後補助化学療法を実施
・経過観察中の画像検査で骨盤内局所再発が疑われました。
・遠隔転移は認めないものの、
1、局所再発巣に対して現時点で切除を目指すべきか
2、薬物療法を継続すべきか
3、重粒子線治療を含めた局所治療を検討すべきか
専門施設の意見を確認したい。
相談した理由
施設内では局所切除も選択肢として考えていたものの、
✓ 現時点でR0切除が期待できる病変と判断してよいか
✓ 薬物療法を継続すべきか、それとも局所治療へ移行すべきか
✓ 外科切除と重粒子線治療を含め、どの治療選択が望ましいか
✓ 専門施設ではどのような治療戦略を選択するか
について確認したかった。
コンサルタントからの回答
コンサルタントからの回答要旨
- 現時点では遠隔転移を認めず、局所治療を積極的に検討できる可能性がある。
- MRIを撮影し、局所進展範囲や周囲臓器との位置関係を十分に評価したうえで
R0切除が期待できるか慎重に判断することが重要である。 - 外科的切除が第一選択であるが、重粒子線治療も可能と考える。
- 最終的には患者背景やこれまでの治療経過も含め、多診療科で総合的に治療方針を決定することが
望ましい。
コンサルタントはここを見ていた
✓ 骨盤内局所再発の広がり
✓ 周囲臓器・骨盤壁への浸潤の有無
✓ MRIによる評価の重要性
✓ 遠隔転移の有無
✓ 外科切除の代替としての重粒子線治療の選択可能性
相談後(相談医より)
「専門施設のご意見を踏まえ、追加の画像評価を行い、院内で治療方針を再検討しました。
局所治療の適応や治療選択について客観的なご意見をいただけたことで、自施設としての方針を整理することができました。ありがとうございました。」
まとめ
この事例が示すこと
今回の相談は、切除不能症例について相談したものではありません。
「今のタイミングで切除を目指すべきか」「薬物療法を継続すべきか」
「重粒子線治療が選択肢にあがるか」といった、
日常診療で判断に迷う場面について相談された事例です。
CONNECT-RCでは、治療方針を大きく変更するためだけでなく、
「現在の判断が妥当か確認したい」
「専門施設ではどのように考えるのか参考にしたい」
という相談も多く寄せられています。
CONNECT-RCは
「答えをもらう場」ではなく、「判断に確信を持つための場」です。
✓ このタイミングで局所治療を検討してよいか確認したい
✓ 局所再発の画像評価や切除可能性に迷う
✓ 外科切除や重粒子線治療を含めた専門施設の見解を聞いてみたい
✓ 患者さんへの説明に専門家の視点を取り入れたい
そんな時にもご活用いただいています。
「この程度の相談でもよいのだろうか」そう感じる症例こそ、一度ご相談ください。