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【肛門近傍の直腸がん】肛門温存手術(ISRなど)は可能か。
また、温存できた場合の術後排便障害の予測と対策はどう考えるべきか。
■ 症例概要
下部直腸がん(Rb)症例。腫瘍下縁と肛門との距離が極めて近く、術前の画像評価において肛門挙筋への浸潤があるか否かの判断が非常にシビアな局所進行がんケースを想定します。
治療判断に迷うポイント
このような症例において悩ましいのは、単に切除できるか否かだけではなく、仮に技術的に肛門温存手術が可能であったとしても、術後に深刻な排便障害が生じ、患者様の術後QOLが著しく低下してしまうリスクが残ることです。
また、肛門挙筋とのマージンを確保するために術前放射線治療が必要そうだが、術前放射線治療を行うとなおさら術後肛門機能が低下する可能性があることです。
それゆえ、肛門温存手術をすべきかや術前放射線をすべきかが、本当にこの患者様のためになる最善の選択なのか、治療計画の判断に苦慮する場面です。
コンサルタント医が提示する視点のイメージ
CONNECT-RCでは、大腸外科・消化器内科・内視鏡科・放射線治療科など、領域を横断した多診療科の専門医チームが多角的に症例を分析。特定の視点に偏らない客観的なフィードバックを提示します。本症例では、以下のようなアドバイスが得られるイメージです。
1. 肛門温存限界の見極め
腫瘍と肛門挙筋とのマージンを確保するのに術前治療が必要か否か、肛門温存手術が可能か否か、根治生を担保しながら肛門温存が可能か否か、などを客観的にお伝えします。
2. 術後排便障害のリスク予測
患者様の年齢や術前機能から、術後の排便障害のリスクの見通しを提示。永久ストマを選択すべきかどうかを整理し、患者様が納得して治療を選択できるよう、説明に盛り込むべき客観的材料を組み立てます。
相談者のメリット
専門施設のエキスパートから事前に客観的な臨床的裏付けを得られることで、自施設のカンファレンスでの方針決定や、術前の患者説明(根治性と術後QOL低下のバランス)を、確信を持って行えるようになります。
「技術的な温存の可能性」と「術後QOL低下対策」の双方に対して「専門医の裏付け」があるからこそ、自信を持って最適な術式に臨むことが可能となります。